いつ見直すと得?生命保険の見直しタイミングとポイントをご紹介!

いつ見直すと得?生命保険の見直しタイミングとポイントをご紹介!



生きていて何も起こらない、ということはありません。大なり小なり病気になったりケガをしたり、常に何かが起こる可能性に充ちているのが人生というもの。そういった予測できない事態に対し、経済的負担・損失等に備える方法のひとつとしてあるのが「生命保険」です。人生に起こりうる不安、リスクの数だけ、保険商品の数があると言ってもいいでしょう。

日本における生命保険の加入率は8割を超えると言われます。たとえ自覚はなくとも、あなたも何かしらの保険に加入していることでしょう。

その生命保険、きちんとフィットした内容になっていますか。生命保険見直しのタイミングとポイントをご紹介していきます。

1.「生命保険」と「見直し」が必要なそれぞれの理由

まず生命保険は、大きく2つに分かれます。「生命保険(死亡保険)」と「医療保険」です。

いつ見直すと得?生命保険の見直しタイミングとポイントをご紹介!

「生命保険」が必要な理由

生命保険が必要な理由を3つ押さえておきましょう。

(1)「もしも」の死亡時のリスクをカバーできる

加入年齢によっては、支払う保険料より大きな額の保険金を設定できます。もしも不慮の事故などであなたが亡くなったとしても、遺された家族はその後何十年か生活できるだけの生活費を確保できます。

(2)相続税対策ができる

相続税の非課税枠を利用し、相続税対策ができます。保険金の受取人を指定し、遺したい人に確実に財産を遺すことができるほか、分割しづらい財産を分ける方法としても有効です。

生命保険における相続税対策について詳しく確認されたい方は、「相続対策として生命保険が有効と聞きましたが、具体的にどのように有効なのですか?」をご覧ください。

(3)所得税・住民税を節税できる

所得税と住民税には、生命保険料を払うことで保険料の一定の金額を所得から控除できる「生命保険料控除」があります。課税される所得を減らす、つまりは節税になるわけです。また、医療保険で被保険者本人が受け取る「給付金」は非課税です。満期金や解約返戻金などは課税上、有利な一時所得扱いになる場合もあるため、これも結果的に節税につながります。

 

いいことづくしのように見える生命保険ですが、入ればそれで安心というものではありません。

「見直し」が必要な理由

次に、生命保険の見直しが必要な理由も3つ押さえておきましょう。

(1)保障の手厚さに応じて保険料がかかる

生命保険に加入すれば安心を手に入れることができますが、契約で定めた一定の保険料を払わなければなりません。カバーするリスクが多く保障を手厚くするほど、高額な保険料になります。

極端な例で言えば、生まれたばかりの赤ちゃんにガン保険をかけるのは手厚すぎると言えるでしょう。ライフステージによって、何が必要になるかを考え、その時々にフィットした生命保険を選ぶ必要があります。

一方で、生命保険の商品によっては保障内容を薄くして値段だけ安く設定してあるものもあります。保険料の安さばかりを見ずに、自身に最低限必要な保障であるかをきちんと見極めましょう。

(2)環境の変化によって生命保険に過不足が出てくる

加入時に決めた保険金額は、基本的に変わりません。一度契約すると、ついそのままにしてしまいがちですが、ずっとそのままにしておくと、その間、インフレやデフレにより貨幣価値が変わると、保障に過不足が生じます。具体的には、新たなリスクがカバーできなかったり、必要以上に高い保険料を払うことになったりします。

同様の保障内容で比べた場合に、生命保険料は年々安くなっていく傾向にあります。また、同様の保険料で比べた場合に、生命保険の保障内容が手厚くなっていく傾向があります。生活環境に変化がなくとも、見直しをすると保険料が安くなったり、保障が手厚くなったりする可能性が高いです。

生命保険は、過不足のないよう、保険金額などが変動する保険を選んだり、自身の生活環境の変化や必要に合わせて見直したりする必要があるのです。

(3)生命保険によって得られるものと失うものを見極める

貯蓄性の高い保険は特に、契約から短期間で解約したとき、受け取れる解約返戻金が、払い込んだ保険料を下回る場合があります。保険を見直すタイミングも重要です。

また、健康状態によっては生命保険に加入できない場合もあります。加入の検討に費やした時間が無駄にならないよう、加入条件はきちんと把握しておきましょう。なお、一度解約した生命保険は元に戻せません。生命保険によって得られるものと失うものを見極めてから、判断するようにしましょう。

 

2.生命保険は「ライフイベント」ごとに見直そう!

生命保険の見直しは、ライフイベントのタイミングがベストです。人生の節目節目で生命保険を見直せば、自身に必要な保障がある状態を保つことができます。

具体的には、就職・転職・退職といった仕事に関するものや、結婚・出産、育児、老後などがあります。

なお、人が亡くなって最初に必要になる葬式には200万円程度かかることが多いため、最低限、死亡した際に遺族に200万円以上の保険金が入るようにしておくことが望ましいとされています。

就職・転職・退職

就職する場合、生命保険に初めて自身の意思で加入するという人も多いでしょう。スタンダードな生命保険に加入し、親族の既往歴などからオプションをつける方が多いのではないかと思います。転職後に収入の増減がある場合は、それに合わせた保障内容を変更すると無駄がありません。また、退職後には保障内容を大きく見直す方が多いです。

結婚・出産

結婚の場合、仕事をそのまま続けるか否か、就業形態が正社員か否かでも、必要な保障内容が全く違ってきます。出産の場合、昔は保険適用外のケースが多かったようですが、最近では入院や帝王切開で給付金が支払われるものも販売されています。

育児

習い事や学費などで多大な出費があるほか、病気や事故、友達にケガをさせてしまうケースなど様々なリスクが考えられます。子どもが生まれたら、それらも考慮して保障を追加するとよいでしょう。

老後

退職して老後生活が始まると、収入が減ります。余裕がある方はそのままでもいいですが、支払いが不安な方は生命保険の見直しを検討するとよいでしょう。

 

3.生命保険の見直しはどこに相談するべき?

生命保険を見直すときの相談先として、代表的なのは加入する保険の営業担当やファイナンシャルプランナーなどがありますが、最もお勧めするのは生命保険代理店です。生命保険代理店の中には、日本国内の販売されている生命保険すべてを取り扱っている代理店もあります。このような代理店で生命保険の見直しをすると、保険会社にこだわらない検討が可能です。保険料を重視するのか、保障を重視するのか、を伝えれば、自身が望む保険プランが手に入ります。

もし節税や相続の観点で、生命保険の見直しを考えるのであれば、その専門の税理士に相談した方がよいかもしれません。その職務の性質上で、税理士が生命保険代理店を兼ねるケースもあるため、節税や相続において有利なプランを紹介してもらえるはずです。

時間があるなら、自身で生命保険の見直しをしてみましょう。各生命保険会社ではHP上に生命保険を試算できる機能があったり、資料請求でパンフレットを受け取れたりします。生命保険代理店が運営するウェブサイトで、会社にこだわらないプランの検討もできるかもしれません。それらを使って自身でプランを一から作成することもできますし、提案されたプランの妥当性を検証するのに使うのでもよいでしょう。

 

生命保険見直しは、5W1Hをポイントにして行いましょう。自身で作成する場合も、提案されたプランをチェックする場合でも、きちんとこれらのポイントが押さえられていれば、生命保険を見直した結果に満足できるようになるはずです。

いつ見直すと得?生命保険の見直しタイミングとポイントをご紹介!

見直し後の生命保険の保障内容が自身のニーズに合っているのかをチェックしましょう。そして、保険料は収入に対して適切かどうかを検討します。

また、見直した新しい生命保険の保障制度が開始されてから、旧生命保険を解約するようにしましょう。新しい保障が有効になる前に旧生命保険の解約を行ってしまうと無保険の期間が発生してしまいますので、注意しましょう。

 

まとめ

生命保険は、人生における安心を買うことです。人生に起こりうるリスクは増える一方で、保険に使えるお金には限りがあります。生命保険でリスクを軽減したり移転させたりするばかりではなく、場合によってはリスクをそのまま放置、容認することが正しい判断もあるでしょう。

そのために必要なのは「あなたにとって何が一番起こったら嫌なことなのか」をはっきりさせた上で「それを回避するためにどれだけ支払ってもいいと思うか」を想像する力です。ライフイベントごとに生命保険の見直しを行えば、無駄なく必要な分だけの保障を受けることができます。最悪のシナリオを想定することは縁起でもないと思われるでしょう。

それでも、大切なあなた自身のために、あなたの大切な人のために、できることがあります。まずは第一歩、踏み出してみませんか。