相続専門税理士の正しい選び方5つ--節税や追加調査が入りにくいメリットも

相続専門税理士の正しい選び方5つ--節税や追加調査が入りにくいメリットも

相続税の申告の必要がある時、どこの税理士事務所にお願いしようかと悩む人は多いはず。相続税申告は、実は税理士なら誰でもよいというわけではありません。誰が申告をするかで納税額に大きな違いが生じます。ここでは相続税申告で損をしないよう、税理士の選び方を解説します。

1.相続税申告を依頼する税理士の正しい選び方

相続専門税理士の正しい選び方5つ--節税や追加調査が入りにくいメリットも

医師の世界に小児科や産婦人科、眼科、整形外科……と専門分野があるように、税理士にも専門分野があります。税理士の大半は、個人事業主向けの所得税の申告や企業向けの法人税申告が専門で、一度も相続税申告を行ったことがない、というのが実情です。

2.相続専門税理士を見極めるポイント

税理士を選ぶ際、周囲の人からの紹介がない場合はインターネットで探すことが多いと思いますが、ネットには情報が溢れているため、どの税理士が良いのかを判断するのはとても難しいでしょう。そんな状況でも、ここを見れば相続専門の税理士かどうかがわかる! というポイントを5つお伝えします。

(1)相続税の申告を年間100件以上やっているか

まず1つ目。相続の「申告実績」をチェックします。ここでポイントになるのが、「相談実績」ではなく「申告実績」を見る、という点です。年間100件以上相続税の申告業務を行っている場合には、相続専門の税理士事務所と考えてよいでしょう。あくまでも相談数ではなく、申告実績で判断するのが重要です。

(2)相続税の申告実績が「年間数件」は注意が必要

相続税の申告実績が年間数件しかない事務所は、法人税の申告をメイン業務としている可能性が高いです。
相続がメイン業務でないことから、不慣れな税理士が対応する可能性がありますので、注意が必要でしょう。

(3)税理士事務所名で検索を

実際に依頼する前に、税理士事務所の名前をインターネット上で検索してみましょう。もし、相続税以外のサイトがヒットする場合には、「相続税専門」といいながらもそうではない可能性がありますので注意しましょう。

(4)相続税の申告のトータルの費用をチェック

相続税の申告でチェックしなければならない点は、「税理士報酬+相続税の納税額」がいくらになるか、ということです。税理士報酬だけで判断してしまう人も多いようですが、相続税の納税額は、税理士によって大きな差が出てくるのでしっかり確認をしましょう。また、税理士報酬が大幅に安い場合には、安かろう悪かろうの可能性がありますので注意してください。

(5)報酬がサイトに記載されているのかをチェック

税理士事務所のサイトで、相続税の税理士報酬を開示していないことがあります。こういうときは、報酬が高額になる可能性がありますので要注意です。

3.相続税専門税理士に相続税の申告を依頼するメリット3つ

相続専門税理士の正しい選び方5つ--節税や追加調査が入りにくいメリットも

相続専門税理士に依頼すると、以下の3つのメリットがあります。 

(1)相続税の節税が可能

相続税の節税は、生前対策に多いのですが、死亡した後であっても可能です。相続申告税理士であれば、節税ノウハウが豊富なため、納税額を押さえることができます。相続税の節税の例をまとめておりますのでご参照ください。

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(2)税務調査が入りにくい 

相続税の申告において税務調査に入る確率は約30%です。なぜ税務調査が入るかというと、納税金額以上に相続税を徴収できると考えているからです。相続専門の税理士が適正な相続税の申告書を作成しておけば、チェックする税務職員もきちんと申告書を作成していると判断し、税務調査リストから除外される可能性が高くなるといえます。

税理士事務所のサイトで税務調査に入る可能性が低いことを記載している場合は、信頼できる可能性が高いといえるのではないでしょうか。

(3)手続きがスムーズで早い

相続税申告手続きを年間100件以上行っている事務所であれば、効率的な手続きノウハウを蓄積しています。
そのため、スピーディに相続税申告を終えることができ、負担軽減につながります。

まとめ

相続税の申告を税理士に依頼する際は、相続税専門の税理士にお願いするとよい理由は以上のようにたくさんあります。検討時にしっかりと税理士を見極めて依頼をしてください。