遺言では解決できないことも、家族信託なら解決できる?

遺言では解決できないことも、家族信託なら解決できる?

生前の相続対策で、近年注目を集めているのが「家族信託」です。

遺言では、解決させることができないことも「家族信託」なら解決させることができると言われています。では、遺言では解決させることができないこととはどんなことなのでしょうか?

1.遺言で解決することができないこととは?

(1)遺族に遺産を毎月定額で渡し続けるということは現実的ではない

遺言は、どの相続人に何をどれくらい渡すかを記載することはできますが、年金のように定額を毎月渡すとなると現実的ではありません。

(2)始期や条件を指定すれば遺産を将来渡すこともできる

遺言は、誰に、いくら渡すかを記載することはできます。いつから始めるかという始期、また、渡す条件に関して指定する条件付きの遺言であれば可能です。

(3)遺産を取得した遺族が、遺産を使いきれず死亡した場合、残った遺産を誰に相続させるかまで指定することは遺言ではできない

遺産が多額にある場合には、遺族が遺産を使いきれないこともあるでしょう。

遺言では、その余ってしまった遺産の次の相続人までは指定することができません。

(4)遺産の活用方法の指定は遺言ではできない

遺言では、家をリフォームするために使ってほしい!や、介護施設に入所するために使ってほしい!など、遺産の活用方法を指定することはできません。

 

上記で説明した(1)から(4)の内容は遺言では解決できません。

これらは、『家族信託』を利用することで解決することができます!

2.家族信託を利用することで、さまざまなことを指定できる?

遺産を信託財産に組み込むことによって、上記でご説明した遺言ではできなかったことが、できるようになります。

例えば、遺産を『信託財産』というものに組み組むことによって、

遺産を

①誰に渡すか

②何の目的のために利用するか

③どうやって財産を渡すか

上記3つを指定することが可能となります。

 

家族信託を利用することで、遺言では解決させることができなかったことも解決させることができ、希望通りの相続を実現させることが可能となるのです。

よって、『家族信託』が生前の相続対策を行う上で、今後必要不可欠になっていくと言われております。